梨状筋は、骨盤と大腿骨(脚の骨)の付け根(大転子)に付着していて、主に脚〜つま先を外側に向ける働きがあります(股関節外旋)。
この梨状筋の下には坐骨神経が通っており、梨状筋が硬くなるとその坐骨神経を圧迫して、脚にしびれや痛みを生じることがあります。
これは梨状筋症候群と呼ばれ、坐骨神経痛とは区別されています。
この筋肉の主な働きは、脚を後ろに上げる動作(股関節伸展)、ヒザを曲げる動作(膝関節屈曲)、脚を内側や外側に回す動作(股関節内旋、外旋)などです。慢性的に短縮すると、腰痛・ヒザ痛の原因にもなります。
左から、半腱様筋(はんけんようきん)・半膜様筋(はんまくようきん)・大腿二頭筋(だいたいにとうきん)
一番簡単そうなものを紹介しましょう。
大腿四頭筋は、大腿直筋・内側広筋・中間広筋・外側広筋の四つの筋肉で成り立っています。
これらの筋肉は股関節と膝関節をまたがっており、ジャンプ力のほか、歩行やランニングに力を発揮します。
股関節というより脚のももの筋肉といった感じですが、骨盤〜スネにかけて付いている筋肉ですので、充分関係があります。
このヒラメ筋の主な役割は、前回の腓腹筋(ひふくきん)と同様につま先を伸ばす作用です。 腓腹筋はヒザ上の骨とふくらはぎ〜アキレス腱をつないでいる筋肉ですが、 ヒラメ筋はヒザ関節をまたがっていません。
ちなみにこのヒラメ筋、正式な学名でも「ヒラメ筋」というのだそうです。 図を見てわかるように、腓腹筋の内側にあって、魚の切り身のようで平べったいから 「ヒラメ筋」と呼ばれているんだとか。
ふくらはぎには腓腹筋とヒラメ筋という二つの筋肉があり、この腓腹筋にはつま先を伸ばす作用と
足(ヒザ)を曲げる作用があります。
また、これら二つの筋肉の下部はアキレス腱となって踵(かかと)に付いています。
走ったりジャンプしたりスキップしたりするすべての動作は、この腓腹筋とヒラメ筋に力がかかっています。
この腸腰筋は腸骨筋と大腰筋から成る、身体の最も重要な筋肉の一つです。 本来の機能としては股関節の屈曲、つまり脚を持ち上げるために働きます。
人は長時間椅子に座って過ごしたりするので、この腸腰筋が短縮されていることが多く、 その筋短縮のために腰骨が引っ張られて骨盤を前傾させたりします。
その結果、腰痛を引き起こしたり、ヒザや足首につながる筋肉に負担がかかったりして、 身体の姿勢保持に悪影響を及ぼすこともあります。
※ あくまでも一般的な方法を紹介しています、実施においては無理をせず個人の責任の元に行ってください、万一不利益が生じたとしても当方では責任を負いかねます。
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